フローティングクランプ クランプとロックが分離 M12

EH 23320.

クランプと位置ロックを別々に行うタイプのフローティング・クランプは、ワークを治具に3点で固定した後に、ビビり振動が起きやすい個所を支持するために最適です。クランプ力とサポート力を各々独立して調整することができます

フローティングクランプの特長は、

  • 加工中の振動を抑制
  • リブ、薄い突起等のサポートを強化
  • ワークに歪みを与えないクランプ

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詳細情報

製品番号
CAD / 資料
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在庫
gewicht [g]:
379 g
製品番号:
23320.0014
CAD
資料
フローティングクランプ
  • 重量: 379 g
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フローティングクランプ

材質

ハウジング

  • アルミニウム、青色酸化被膜付

本体

  • 浸炭焼入れ鋼、窒化処理、マンガン・リン酸塩処理、研磨

クランプ爪

  • 浸炭焼入れ鋼、窒化処理、マンガン・リン酸塩処理

備考

機能を保証するために、底部のネジ穴 はM12 x10のボルトなどを使って、常に塞いでおく必要があります。

特殊なクランプが必要な状況では、標準の口金を追加工したり、その替りに特殊な形状の口金を使うこともできます(図面参照:ネジはM8-12.9、最大締付トルク43Nm)。

参照先

ホルダー(EH23470.0250)や取付プレート(EH23210.0740)などを使って固定する位置の自由度を上げることも可能。

組立

  1. 本体底部のM12を使って治具に固定します(レンチは二面幅46 ㎜)。
  2. ストッパー(青色のカバー)の縦方向と回転方向の位置を調整し、3個のセット・ビスで固定する(六角レンチは二面幅2.5㎜)。 ワークの寸法公差を考慮して、余裕をもってセッティングしてください。

取り扱い

  1. フローティング・クランプの口金部分全体を押し下げる
  2. 口金部分を回してワークを挟む位置に持ってくる
  3. 手を離すと下側の口金が弱いバネ力でワークに接触する
  4. 六角ナット(二面幅18mm)を締める(最大トルク15Nm)と、口金はワークをクランプしているが、口金は、上下に自由に動く状態となる
  5. 六角ナット(二面幅10mm)を締める(最大トルク10Nm)と口金位置がロックする
  6. クランプは完了
  7. クランプの解除は、この逆の手順で行う。二面幅10mmのナットを緩め、次に、二面幅18mmのナットを緩める。口金を回転させ、ワークから離す。
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データシート EH 23320. フローティングクランプ – クランプとロックが分離 M12
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フローティングクランプ
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Flyer Floating Clamps
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情報用素材
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FAQ - 多用途クランプ・システム MS 125
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よくある問い合わせ
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アクセサリー

オプションとして、クランプレンジを拡張する口金はEH23320.0050-0058、ピボット口金はEH23320.0148-.0156を参照してください

その他の製品

RoHS準拠

鉛を含有- 6a/ 6b/ 6cの除外規定に適合

 

0.1%以上の高懸念物質(SVHC)を使用しています

鉛を含有します-2024年6月27日SVHC [REACH]リスト対象

 

プロポジション65リストの物質を使用しています


鉛に晒されることは、発がん性や生殖障害を引き起こす原因になります。
https://www.P65Warnings.ca.gov/

 

紛争物質は使用していません

本製品は、コンゴ民主共和国や隣国地域から産出されるチタン、錫、金、タングステンなどのいかなる「紛争鉱物」に由来する物質を使っていません.

 

フローティングクランプは、どのような目的で使いますか?

フローティングクランプは、加工中のワークが振動することにより、表面にびびり跡が付くことを防止します。フローティングクランプは、追加のクランプ機器として、3点クランプの他にサポートが必要な場合に使えます。 これにより、クランプ箇所が過剰になることはありません。 

フローティングクランプを製造工程で使うメリットは何ですか?

フローティングクランプは、一次加工においてワークの曲がり、振動を抑制するために、追加のクランプとして使うことが可能です。これにより、ワーク表面の仕上がり、工具寿命を画期的に改善します。確実な加工品質をこのようにして保証します。 

赤色と青色のフローティングクランプの違いは、何でしょうか?

赤色のフローティングクランプは、ワークのクランプと位置固定を同時に行います。青色のフローティングクランプは、クランプと位置決めを別々に行います。後者は、主に薄く、不安定なワーク用に使います。

フローティングクランプは、台座エレメントや、ワークサポートに対して、どのような特長がありますか?

ワークをサポートすること以外に、フローティングクランプは、上下の口金でワークを掴むことが出来ます。

フローティングクランプは、組立治具を使ったクランプに対して、何のメリットがありますか?

フローティングクランプは、ばね力を使ってワークに、常時同じ力でコンタクトします。これにより、ワークの曲がりを無くすだけでなく、ダイヤルゲージを使い、面倒で時間のかかる治具セッティングが不要となります。さらに、コンパクトで使い勝手の良いことを特筆できます。 そして、マシンテーブルに固定することで、最大限の安定性も担保しています。 

フローティングクランプは、繰り返し位置精度を確保出来ますか?

フローティングクランプには、首振りの角度と高さを規制できるスリーブガイドが付いていますので、決められたクランプ位置に戻すことが可能です。

フローティングクランプを使う際に、考慮する必要があることは何ですか?

ワークをクランプする際に、最大許容トルクに気を付けて使う必要があります。この仕様値は、スリーブに印刷されていますが、カタログでも確認することが出来ます。また、大量のクーラントを フローティングクランプに使う場合には、本体内部に腐食が起きないように気を付ける必要があります。

下側の口金が、ワークにコンタクトする力は、どれくらいですか?

フローティングクランプ(23320.0008/ 23320.0010)のコンタクト力は、約18~42Nです。他の型式(3320.0012/ 23320.0014)の場合は、約19~27N、23320.0016は、約73~99 Nとなります。

ユーザーが口金を製作する場合、どれくらいの長さまで取付可能ですか?

フローティングクランプは、標準品以外の口金を取付けることは可能です。しかし、その長さは物理的な制約により限定されますが、何よりも、その材質の機会強度に左右されます。オーバーハングが73 mmの口金は実現可能ですが、ユーザー製作の場合は正常に機能するか保証出来ません。 青色のフローティングクランプには、長い口金をカスタム製作して繊細な曲がりやすいワークに使うことを推奨します。 この場合、上下口金の取付ボルトは、それぞれ 10 mm、9 mmの深さまでねじ込むことが大切なポイントです。 カタログ記載の口金に関する組立などの指示情報を守るようにお願いします。

フローティングクランプでは、どのようなメンテナンス、修理が必要ですか?

フローティングクランプは、メンテナンスフリーですので特別に清掃等は不要です。しかしながら、外観の目視チェック、機能テストを定期的に行うことを推奨します。

損傷したフローティングクランプにできる事は何ですか?

大抵の場合、修理することは可能です。修理のご依頼は、弊社までお問合せ下さい。

フローティングクランプを、ハルダー社のT溝システムV70に使うことは制限されていますか?

フローティングクランプは、全ての治具システムに使うことが可能です。2種類のフローティングクランプM12か M16から選択して下さい。フランジ付のフローティングクランプでは、取付方法を増やしています。 この方法については、各フローティングクランプのカタログを参照して下さい。